平面研削加工とは?

平面研削加工とは、円筒形状品や角形状品などの幅を研削加工する際に使用する加工方法で、平面度・平行度に加えて、面粗度・寸法公差を調整し、仕上げるために用いる加工方法と言えます。平面研削加工は平面研磨と比較する加工方法ですが、実際は加工方法と目的はそれぞれ異なります。平面研削は表面を物理的に研削する方法で目的は平面度・平行精度の向上となりますが、平面研磨は表面を砥石で薄く研磨する加工法で表面を滑らかにするのが目的する点で異なります。平面研削加工においてワークに磁性がある場合、多くの加工工程でマグネットチャックを使用して固定します。ただ非磁性のワークであるアルミニウムやステンレスの加工にはチャッキングの工夫が重要となります。固定が不十分な場合には加工中にワークが飛び出す危険性があります。

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平面研削加工で発生する反りとは?

研削加工を行う際に砥石選定はもちろん、加工液選定やチャッキングが重要です。研削加工の内の平面研削加工を行う中で最も難しいのは反りです。ワークを削っていく中で研削熱による変態に起因する残留応力などの影響により、文字通り反ってしまうことがあります。反りが大きくなってしまうと、平坦度精度が要求公差外なる場合があります。加えて、極端な反りが発生した場合は、工作物が反り上がり、砥石が食い込んでしまうこともあります。反りの程度は砥石種類によって変わるため、S50Cには超砥粒ホイールを使用することやSUS304では、ダイヤモンドホイール使用することで対策をします。さらに、超砥粒ホイールを使用することで切削性の向上並びに研削抵抗を小さくすることが可能になるために、反りを抑制することにつながります。ただ反りの出方はワークの材質や形状、研削加工の前加工によって異なるために、工作物により削り量や削る順番を考慮することが重要です。

 

平面研削加工のことなら、小西製作所まで!

当社では、今回紹介した平面研削盤以外にも、研磨加工・研削加工用の保有設備を駆使し、平面研削・円筒研削・内面研削とすべて一貫対応します。1μ以下の高精度加工や平面度、平行度、直角度、同軸度などそれぞれμ単位で管理する大量生産も可能です。ガードナースルー研磨機、センターレススルー研磨機など、大量生産にマッチした設備を使った製品供給と品質保証もあらゆる業界のメーカー各社からご愛顧いただける所以です。

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